薪ストーブ仕上げへのこだわり
こんにちは。
代表の佐藤哲郎です。
今回は久しぶりに薪ストーブに関する投稿です。
薪ストーブは
・使いやすさ
・暖かさ
これらは最低限、備わっているべき性能ですが私のこだわりとして
『薪ストーブ本体が持つ美しさ』
があります。
特にこだわっているのは溶接ビードの仕上げです。
薪ストーブ仕上げへのこだわりはかなり強いです。
とりあえず、サトー式薪ストーブミニの写真をご覧ください。
塗装前
塗装後
角の辺とかどうですか?
うちの薪ストーブは鉄板を切って曲げて溶接して組み立てますが、溶接ビードは基本的にグラインダーで擦ってツルッツルにします。
そして、仕上げ面もデコボコさせない事を心掛けております。
この溶接ビードの仕上げに関しては、ずっと前から研究していました。
どうやったら、キレイに仕上げられるか?
これについては本当に試行錯誤しました。
今の段階では、ある程度仕上げのやり方は確立していますが、1年後にはもっといい方法が編み出されているかもしれません。
キレイに、そして早くグラインダーによる仕上げをするためには、溶接のやり方についても工夫しなければならないと言うのが現在の答えです。
いくら、グラインダーで擦っても元々の溶接が上手じゃないと、すっごい時間かかってしまいます。
他の部品としては、天板の角です。
曲げ加工した時に、角が凹んでいるのでこの箇所を溶接で肉盛りします。
で、このままだとダサいのでグラインダーで擦ります。
最初は番手の小さいディスクで擦ります。
荒削りなので、このまま塗装してもディスクの目が出てしまいます。
そこで番手を大きくして目を細かくします。
ここまでやると、塗装しても溶接したかどうが全く分かりません。
同じく天板です。
この天板の裏には、歪み防止用アングルを溶接しています。
裏から溶接すると写真のように跡が出ます。
しかも、この溶接のあとはモコッとなっていて、塗装しても跡が分かります。
ですので、ここも擦ります。
このように。
ただ、何も考えずにすると、逆に擦った箇所が凹んでしまい、塗装しても分かることがあります。
ですので、凹まないように工夫する必要があります。
実際、グラインダーのディスクを変えて擦るにしても、角度や力(押し当てる力や回転数)を調整しないといけません。
これが中々難しい。
もうね。
何回も練習しましたよ。
ただやっぱり、自分の中では譲れないこだわりなので、とことん追求しました。
おかげさまで、すっごく綺麗とかまるで曲げ加工したみたいと褒められることが多くなりました。
この嬉しさが伝わりますかね?
それでは今日はこの辺で失礼したいと思います。
どうもありがとうございました。
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