ペチカの扉
こんにちは。
代表の佐藤哲郎です。
みなさんペチカって知っていますか?
こんな感じの物です。
火を燃やす暖房器具と言えば薪ストーブやペレットストーブあたりが思いつくと思うのですがペチカはレンガを積み上げて作られます。
ペチカはロシアでよく使われているそうでロシア式暖炉とも呼ばれているそうです。
薪ストーブのように、本体からまっすぐ煙が出ていくのではなく、煙突からの排煙をペチカ本体の中で遠回りさせてレンガを温めて蓄熱させる構造です。
ですので一度焚くと、かなりの時間暖かいそうです。と、書いてみてはいるものの、燃えているところも見たことないし実物も見たことないんですけどね。
今回のお客様から頂いたご依頼はペチカに取り付ける扉や掃除口の蓋を鉄で作って欲しいと言う内容でした。設計士さんが設計された図面を基にレンガの寸法から扉や蓋などの寸法を計算して製作にかかりました。
まずは完成した写真です。
ここからはそれぞれのパーツです。
燃焼室用の正面扉です。
ダンパーです。
扉形式の掃除口です。
蓋形式の掃除口と燃焼室の天板です。
ロストルです。
灰皿です。
燃焼はサトー式薪ストーブの仕組みを踏襲しました。
ペチカの燃焼室の中にロストルを設置し、灰皿の吸気口から燃焼に必要な空気を取り込みような感じです。
この仕事は、お客様が新築の家にペチカを導入したいと言う事から始まりました。ペチカ本体を作る職人さんは別におられ、製作の前にその職人さんと打ち合わせをしました。こう言うのってなんかワクワクするんですよね。そんなワクワクするプロジェクトです。
なんだか最近、炎とレンガに縁を感じます。この前投稿したピザ窯の蓋のように^^
それでは今日はこの辺で失礼いたいと思います。どうもありがとうございました。