溶接の歪み取り ~其の弐~
こんにちは。
代表の佐藤哲郎です。
溶接をすると必ず歪みます。歪みとは、文字通り形が変形してしまう現象を指します。しかしだからと言って、誰でも分かる歪みが残っている状態で製品を納品するのは良くないです。そこで今回は、溶接して歪んだのを直すやり方について投稿します。今回は、溶接の歪みを溶接で取るやり方について投稿します。
手っ取り早く内容を知りたい方は 今回の歪み取りの動画をYoutubeにアップしましたのでご覧ください。チャンネル登録もお願いします^^
T継手で隅肉溶接が終えた状態です。差し金を当てると左側に隙間があります。
![](https://sssato.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/20200229_1-1.jpg)
溶接ビードの真裏をTIG溶接で流します。
![](https://sssato.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/20200229_2.jpg)
TIGで流し終えた状態です。2本TIGのビードがありますが、上のビードは位置を間違えてしまいました。
正しい位置は下のビードです。
![](https://sssato.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/20200229_3.jpg)
再度、差し金を当ててみるも、まだ右側に隙間があります。
![](https://sssato.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/20200229_4.jpg)
もう一度TIGで同じ位置を流します。今度は水で急冷してみます。
![](https://sssato.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/20200229_5.jpg)
すかさず、水で急冷。
![](https://sssato.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/20200229_6.jpg)
今度はバッチリです。まずは右側の状態。
![](https://sssato.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/20200229_7.jpg)
左の状態。
![](https://sssato.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/20200229_8.jpg)
それではまた投稿します。
関連リンク
溶接の歪み取り ~其の壱~
技術