商品に命を吹き込む

こんにちは。

代表の佐藤哲郎です。

タイトルにある

「商品」

ですが、これはサトーステンレスの商品の事ではなく、

「お客様が扱っている商品」

に命を吹き込む事を指しております。

メルキュール骨董店様と言うお客様がいらっしゃるのですが、19世紀に作られたイギリスの顕微鏡の台座を作りました。

元々メルキュール骨董店様にあった商品の状態です。



このままでも、まあまあかっこいいのですが角度を変えると自立しません。ちなみにこの顕微鏡はちゃんと使えます。
ですので角度を変えても自立できて初めて商品になります。

オーナー様からご相談を受け、せっかく作るなら、ただ自立させるための台座ではなく、この顕微鏡をかっこよく演出させる台座を作ろうと思いました。
いただいたご相談の中に、台座の具体的な仕様はありませんでした。いちから私が考えました。これがまた楽しいんですよね。

まずは台座。
厚さ9mmのクロカワ鉄板です。この顕微鏡の大きさからしてφ150mmがいいのではと思いました。
この考えに至るまでには紆余曲折ありました。ダンボールを切ってかっこよくなる大きさや形を色々検証しました。



台座と顕微鏡を合体すると、、、




お店に陳列するとものすごい存在感です。



金属加工の観点からすると、レーザーで円板を切って穴をあけてビスで取り付けると言う至って簡単な内容ですが、この顕微鏡をメルキュール骨董店様が仕入れそれをお客様がご購入され、家でじっくり鑑賞すると言う物語を想像しながら今回の仕事に取り組みました。顕微鏡本体を円板に取り付けるにしても中心がいいのか?それとも端がいいのか?顕微鏡の重心や見た目から端に取り付けることにしました。
お客様の商品をもっとかっこよくするためには、ただ加工するだけではなく作る本人が本気で考える必要があります。そうしてできた物には作り手の命が吹き込まれます。モノづくりとはそういうものだと思うわけであります。

それではまた投稿します。

関連リンク
お客様紹介(メルキュール骨董店様)

2019年10月27日