室内用小型薪ストーブ 狭小住宅に納入

2022年1月25日

こんにちは。
代表の佐藤哲郎です。

室内用小型薪ストーブ 狭小住宅に納入

先月のお話になりますが、室内用小型薪ストーブを神戸のお客様に納入させていただきました。

サトー式薪ストーブミニタイプ納入 神戸市O様1薪ストーブが乗っているスタンドは、通常の薪ストーブで使う薪をストックする薪スタンドなのですが、これにちょうど室内用小型薪ストーブが乗っかるサイズで床と壁を遮熱してくれます。

さて、この室内用小型薪ストーブ
どのようなところに設置されたか??

 

狭小住宅に室内用小型薪ストーブを導入

今回のプロジェクトはなんと10坪の敷地の家5坪の極小の住まいの極小の空間に極小である室内用小型薪ストーブを納入すると言った内容です。

え?5坪の家??本当に??
そう思いますよね?

本当です。

この、かなり思い切った決断を施主であるO様が下したのは、愛犬と暮らせる住まいを探しあぐねてのことでした。
マンションや戸建ての賃貸はとても多いのですが、大型犬も暮らせる物件がほとんどないと言う事で、小さな家を建てるしかないのかと土地を探したところ、10坪の土地を見つけたそうです。実は、このたった5坪しかない家は2002年12月竣工だったのですが、この頃から将来的に薪ストーブを導入する計画が盛り込まれていました。5坪しかない空間に普通の薪ストーブを入れたらスペースがなくなるのはもちろんの事、暑くなり過ぎてしまうため、O様の空間に合う小さな薪ストーブを探されていたそうです。そこで目に留まったのが室内用小型薪ストーブだったのです。室内用小型薪ストーブをホームページで発見してから3年もの間、どこに設置するかなど綿密な計画を立てられ、今年の4月に意を決して、神戸からはるばる、長野県佐久市の我がサトーステンレスの工場に見学に来て下さいました。O様と初めてお会いした時に最初に思ったのが凄まじい行動力だと言う事です。
O様の5坪の極小住宅に対するこだわりは半端なものではなく、家電製品についても雰囲気を壊さぬよう、隠れるようにしたりとそれそれは徹底されております。

そのような非常にこだわり抜いた空間に室内用小型薪ストーブの導入を決心して下さったことは、作り手として光栄以外の言葉が見つかりません。

施工は、極小住宅を実際に建てた、奈良県の宮村建築工房の宮村さんにご対応いただきました。
私も、煙突の組み立て方や煙突の穴の位置などを指示するべく現地に飛びました。

  • サトー式薪ストーブミニタイプ納入 神戸市O様2私が到着した時には、既に足場も建てられておりました。
  • サトー式薪ストーブミニタイプ納入 神戸市O様3ストーブと薪スタンドを設置し、位置を確認します。
  • サトー式薪ストーブミニタイプ納入 神戸市O様4煙突工事もあともう少し!!
    煙突は、薪ストーブ本体からはφ60の煙突で、途中からφ100のシングル煙突に変換します。
    壁貫通部分と屋外は、φ150の二重煙突です。
  • サトー式薪ストーブミニタイプ納入 神戸市O様5煙突工事も最終段階。巨匠宮村氏の身のこなしと施工には目を奪われました。
  • サトー式薪ストーブミニタイプ納入 神戸市O様6煙突工事が終わり、施主のO様、宮村建築工房さん、私で記念撮影。
  • サトー式薪ストーブミニタイプ納入 神戸市O様7さあ、いよいよ火入れ式。盛り塩と清めのお酒をご用意いただき、火の神様にお祈りします。
    ちなみに、この火入れ式のスタイルもサトー式です。
  • サトー式薪ストーブミニタイプ納入 神戸市O様8いよいよ着火!!よく燃えており、煙も少ない!
  • こうやって、薪ストーブを通してO様と出会い、共に想いをカタチにできると言うのがこの仕事の醍醐味だとつくづく感じました。
    これからもO様とのお付き合いが続きますので、どうぞ宜しくお願い致します^^動画もYoutubeにアップしました。
    燃えている様子をご覧いただけます。それではまた投稿します。

室内用小型薪ストーブの向きを変える

その後、O様から室内用小型薪ストーブの向きを変えたとのご連絡をいただきました。

確かに向きが変わりました。
この向きの直線上にテーブルがあるので炎がよく見えるようにされました。

ここで一つ気づきを得させていただきました。
小型であることは、省スペースであることに加え、このように簡単に向きを変えられると。

これが大きい薪ストーブだと本当に大変ですよね。

室内用小型薪ストーブであれば女性一人でも向きを変えられますね。

うーん。
この発想はなかったです!

シーズン開始の室内用小型薪ストーブ

そして、先日O様から一枚の画像をいただきました。

——–
この冬に初めて火入れをしました。
やっぱり暖かいです。
——–
とのメッセージと共に。

室内用小型薪ストーブはO邸のマスコットキャラクター

さらに
O様のお宅を訪問された方々は男女問わず
『かわいい~』とのコメントをいただくそうです。

以下は、O様からいただいたご感想を
そのまま転記します。

『とても気に入っていますよ!
あのサイズ感と薪をくべる楽しさが格別です。

薪を調達する手間はありますが、それをも上回る喜びがあります。
火と共に過ごす原始的な感覚といいますか…

火おこしのコツを掴めば、匂いも気になりません。
うちの場合、ちょっと家が特殊なので通常のお宅とは
比較できないところも多いと思いますが。』

うちのミニ薪ストーブはご主人であるO様に温もりを与えるという仕事をやっています。

本当に可愛がっていただきうれしいです。

「O様の感想の中でちょっと家が特殊で」
とありますが、確かに特殊なのです。

なぜかと言うと5坪の狭小住宅だからです。
たった5坪なので室内用の小型薪ストーブとしては
うちの薪ストーブが一番です。

何せ、世界で一番小さいのですから。

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