これまでの商工会青年部活動

こんにちは。
代表の佐藤哲郎です。

入部のきっかけ

私が佐久市望月商工会青年部に入部したのは2019年の3月です。
中学校時代からの友人で今でも、たまに飲んでお互いの経営に関することを語り合う仲間が青年部長なのですが、彼からは以前から青年部への招待を受けておりました。

商工会青年部に対しては、どうせ飲み会ばかりでしょ?と懐疑的な目で見ており、入部は渋っていました。

今の仕事をやり始めたきっかけは、父が病に倒れて事業を継いだと言うものでした。
1人で事業をやっていると、他の会社の社長との関わり合いを求めるようになります。

淡々と仕事をしていても、自分で事業をやり始めると必ず行き詰る事があります。
そんなとき、他の会社、または他の業種の社長はどのような事に困り、どうやって解決してきたかの情報を欲するようになります。

地元で商工会青年部と言う物があるんだったら、他社、異業種の情報が得られるのではないか?と考えるように、入部しました。
他にも理由はありますけどね。

最初にやった活動

青年部に入部して、一番最初に私が参加した活動は、春日温泉祭りでのかき氷販売でした。
春日温泉、皆さんご存知ですか?
名湯と呼ばれる温泉施設です。温泉に浸かると肌がすべすべになります。シャワーを浴びるだけでもお肌すべすべです。

正直、なんでかき氷販売なの??と感じました。
商工会の定例会って行事への出店についての打ち合わせが多く、がっかりしたことを覚えています。
『入部して得られるメリットって何なんだろう?』と言う事を模索するべく、とりあえず春日温泉祭りでのかき氷販売に参加しました。

その当時、青年部員は10名ほどだったと思いますが、そのうちの私含め4人は中学時代の同級生です。
同級生たちが、今では経営者となり、自分の会社を引っ張っています。

そんな彼らがもくもくとかき氷販売の準備を進め、『いらっしゃいませ』とお客さんに声をかけて代金を頂戴して商品を渡す姿を後ろから見ていて、こいつらも大人になったな~と感じました。なんか傍から見ていて美しい姿でした。

私も、見ているだけでなく、販売活動に参加しました。

たった一つのかき氷を売るって結構大変なことです。
よくよく考えてみると、今やっているかき氷販売って商売の原則なんじゃね??って考えるようになりました。

商売する上で最も基本的な事を本業以外で体験できる貴重な機会であるとそこまで考えました。
その翌日は、マルシェでの薪ストーブ展示を控えておりました。
この日のかき氷販売で、接客方法や声のかけ方などをそのまま、薪ストーブ展示でも活用しました。

榊祭りでの焼きとうもろこし販売

2回目の活動が榊祭りでの焼きとうもろこし販売です。
榊祭りは、地元望月で毎年8月15日に行われるお祭りで、一大行事です。

我々、青年部は朝採りとうもろこしを250本仕入れ販売しました。
正直、絶対に売れ残ると諦めていました。

在庫の量がたくさんあると言う事と、立地条件があまり良くなかったんです。
通路の一番端でしたので、そもそも客足が少なかったです。

最初は適当にやっていました(笑)
だけど、仕入れたとうもろこしが本当に甘くておいしかったのは事実です。

適当にやっていても買ってくれるお客様は少なからずいらっしゃいました。
このとうもろこしおいしいですね~なんてありがたい声もいただきました。

そんなこんなで販売活動をしていく中で、行列をなして望月小唄と呼ばれる地元の民謡を流しながら踊って進行する方々や、獅子舞の一行が進んできます。その最終地点に我々青年部の焼きとうもろこしの店がありました。

一仕事終えた御一行様が自動的に我々の店の前に押し寄せる構図です。

これはチャンス!!とばかりに一気に声をかけて集客しようと言う、地の利を活かした戦略的な発想が生れました。
これが功を奏し、どんどん売れました。

ここから、我々の士気も一気に上がり、声をさらに大きくしたり、全員で掛け声をしてみたり、通路の真ん中まで出向いて声を発しているうちに絶対に完売できると言う確信を得ました。そして、見事250本の焼きとうもろこしを完売できました。この時は本当に感無量でした。

他にも焼きとうもろこしを売っている競合がいると言う事と、不利な立地条件ではありましたが地の利を活かし、販売戦術を工夫することで目標を達成できました。

これってそのまんま自分の経営でも活かせると思います。それをどう活かすかは自分次第ではありますが、弱みだと思い込んでいた立地条件が実は強みになると言う事が分かりました。考え方次第でいかようになります。

商工祭の企画

3回目の活動が商工祭の企画です。
結論から先に申し上げると、2019年の商工祭は台風19号によって中止となりました。

この時は青年部が商工祭の企画をやりました。
中でもチラシ制作には力を入れました。

いつもですと、商工会の事務局がチラシを作ってくれます。
それを青年部が巻き取りました。

より洗練されたチラシを作るにはどうすれば良いか?
我々商工会会員の中に、チラシを作れる人材はおりません。

そうなると外部の方にお願いするしかありません。
まず、これが今までにない試みとなります。

そこで『もちづき ツキ・ヒト満ちる プロジェクト』と呼ばれる方々に相談しました。
このプロジェクトの所属する方の中にデザイナーがいらっしゃいます。

この方に商工祭のチラシ制作を依頼しました。

出来上がったチラシは大変素晴らしいものでした。
正直、商工会会員だけでは、とうてい作り上げられない代物でした。

そして、保育園、小学校、中学校、各企業に配布しました。

チラシ制作以外にも催しものについても青年部が主体となって企画しました。
この時は、商工会の理事会にも参加し、諸先輩方のご意見も踏まえながら検討しました。

ほとんど企画の検討がなされ、いざ商工祭を実行!となるはずでしたが、台風19号によって中止となりました。

しかし、それまでの行動が全て無駄とは思いませんでした。
商工祭始まって以来、青年部がここまで企画したことは初めてで、この経験は必ず次に活かせると確信しているからです。

我々は何かをしたい

昨年2020年はコロナで全ての行事が中止となりました。
このままでは士気が下がってしまいます。

そこで、話に挙がったのが主張発表大会です。
主張発表会についてはこちらの記事に綴りました。

この息が詰まるような世の中に何か突破口を見出し、望月、そして日本が少しでも元気なることを願ってこの度、立候補しました。
私のブログの内容に少しでも関心を持っていただき、商工会青年部の仲間が増えて切磋琢磨に学び、共に成長できたらうれしく思います。

それでは今日はこの辺で失礼したいと思います。
どうもありがとうございました。

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